国際結婚の方法や配偶者ビザ取得の方法について

不法滞在(オーバーステイ)と国際結婚について

不法滞在とは何か

不法滞在の中は、大きく分けて、不法入国、不法上陸と、不法残留に分かれます。
入国時に、パスポートやビザの偽造等がある場合は、不法入国。
在留期間が過ぎているのに、本国や第三国に帰らずに日本にいることを、
不法残留(オーバーステイ)と言います。

 

今回は、不法残留(オーバーステイ)のケースのみを取り上げます。
さすがに、パスポートやビザの偽造をしていた人を、助ける必要はないからです。

 

不法滞在は、どうしたら分かりますか?

彼のビザが既に切れていて、新しいビザを持っていない場合、
不法滞在になっている可能性があります。

 

在留カード

 

下から四番目、在留期間(満了日)が、在留期限です。
(この場合は、2018年10月20日です)

 

穴の開いていない在留カードで、かつ、在留期限より3カ月以上過ぎている場合、
疑った方がいいかもしれません。
(2カ月以内ならば、審査が遅れている可能性があります)
時々、紛失して別に再発行されている場合もありますが・・・

 

また、以下のホームページでも検索できますので、やってみてください。
https://lapse-immi.moj.go.jp/ZEC/appl/e0/ZEC2/pages/FZECST011.aspx

 

この場合、考えなければならないことは、二つ。
@まだ、警察や入管職員等に見つかっていない場合
A既に見つかってしまって、収容されている場合

 

まだ、警察や入管職員等に見つかっていない場合

たぶん、彼は自分が捕まることを怯えながら、生活していることと思います。

 

まずは婚姻を成立させてください。
絶対に偽装婚ではダメです。必ず同居すること。
何度も繰り返しますが、愛のある相手でないと(国際結婚の場合は特に)
同居をするのは苦痛が伴います。

 

なお婚姻届を提出した市役所が、不法滞在を通報することはほとんどありません。
そこは、安心して大丈夫です。

 

結婚が成立した後、選択肢は二つあります。

  1. 自ら入国管理局に行き、出国命令によりいったん帰国し、

    1年後に在留資格認定証明書交付申請を行う。

  2. 自ら入国管理局に行き、在留特別許可を願い出る。

 

出国命令とは何か?

出国命令での出国が出来る場合は、以下の5つ全てに該当している場合です。

 

@出頭した+速やかに出国する意思がある
(出頭とは、自らが入管に出向いて、不法滞在者ですと申告することです)
A不法残留以外の退去強制理由がない(不法入国、不法上陸者はできません)
B重い罪に罰せられたことがない
C初犯(1回目)である
D速やかな出国が確実である

 

この場合、入管に収容されることはありません。
定められた期間内に帰国し、本国で待機することになります。
入国禁止期間は1年ですので、1年間遠距離結婚生活をした後で、
(きちんと交流をし、出来れば本国まで追いかけていってくださいね)
在留資格認定証明書交付申請を行います。
(数次の申請になる可能性もあります)

 

入管に出頭し、その上で在留特別許可を願い出る

自ら入国管理局に行き、オーバーステイであることを伝えた上で、
帰国せずに、日本に滞在したまま、在留特別許可を願い出る方法です。
在宅案件になれば、収容されずに日本滞在が可能です。

 

(外国人本人は嫌がる場合もあります。
しかし、自らの意思で入管に行くことは、
その後の手続きにおいて積極的要素として高く評価されます)

 

入管に行くときに、になるべくしっかりした書類を作り、
持参するのがいいでしょう。
必ず、夫婦二人で出頭して下さいね。

 

この辺りは、個別にお伺いしますので、ご連絡ください。
出頭申告の同行等も行うことが可能です。

 

警察や入管に捕まった場合

警察や入管職員等に見つかれば、当然収容(収容所に入れられること)されます。
よくあるのが、職務質問で不審がられ、在留カードの提示を求められた場合。
また、通報や内部告発により入管に目を付けられ、内偵後に捜査される場合もあります。

 

たぶん、貴方のところに、彼から一報が入るでしょう。(電話の場合が多いです)
警察も、入管も、知り合いのところに電話くらいはさせてくれますから。

 

動揺する気持ちはわかりますが、どうするか決めなければなりません。
ここからが、長い戦いになることは、事実です。

 

選択肢は二つです。

  • 諦めて一旦本国に帰り、入国禁止期間が過ぎるのを待つ。
  • 収容所で戦う

 

諦めて本国に帰り、入国禁止期間が過ぎるのを待つ

婚姻が成立していなく、これからも婚姻するつもりがない場合、
諦めて帰国するしか方法はありません。
(難民申請をする方もいましたが、運用の変更によりほとんど無理です)
取り調べを受け、退去強制令書が発布され、その上で帰国することになります。
入国禁止期間は以下の通りです。

  1. 警察や入管に捕まって、帰国した場合(初犯)→5年
  2. 二回目以降である→10年

しかし、この期間内においても、婚姻が成立し、信ぴょう性がある場合は、
上陸許可の特例を使い、少し早めから在留資格認定証明書の交付を
申請することは可能です。ご相談ください。
(複数回の申請になると思います)

 

在留特別許可を求める場合

そのまま強制退去されれば、初犯で5年間、2回目以降は10年間
日本への入国が禁止されます。
よって、夫婦が日本と本国で離れ離れで暮らすことになります。

 

また、オーバーステイ以外の理由(パスポートの偽造など)の場合は、
出国命令が使えないので、この場合も5年以上の入国禁止です。

 

婚姻関係は維持できますか?
家族として、繋がっていけますか?
・・・愛は、続きますか?

 

「私、日本人の夫(妻)がいます。なんとか、なんとか日本に残りたいです」
と主張し、法務大臣から特別に在留の許可をもらう。
これを、在留特別許可と言います。
当然のように与えられるものではありません。

 

よって、申請ではなく、願出をとなります。お願いする、ということです。
どうしてもこういう(人道上の)事情があり、
本国には帰れないということを訴えていくことになります。

 

在留特別許可の手続きについて

在留特別許可にも、法定された手続きがあります。
手続きのどの段階まで進んでいるのかによって、
こちらが出来る手段も限られてきます。

 

相手の外国人は入管に収容されていて、
いつ強制退去命令がくだされ、本国に送られるか分かりません。
在留特別許可を願い出るつもりならば、なるべく早くご連絡ください。

 

在留特別許可を求める方へ

とにかく、膨大な書類を提出し、自分たちの婚姻に信ぴょう性があること、
外国人が日本にいなければならない必要性を訴え、
入国管理局を納得させなければなりません。

 

夫婦の愛と、今までの経緯と、これからのこと。
子どもがいるかどうか、周囲に婚姻が認められているかどうか、
収入は安定しているか、ほかに違反事由はないか。
貴方たち夫婦の、これまでとこれからが問われてくることになります。

 

本気で、本気で、双方に愛があり、
愛のために努力を惜しまない覚悟があり、
真実を伝える勇気があるならば、お手伝いします。

 

受任する私にも、相当の覚悟が必要ですが・・・。

 

ご相談下さいませ。
国際結婚のご相談、お問合せは、こちらへ

 

おまけ

偽装婚を非常に疑われやすい状況です。
(本国に帰りたくないため、偽装結婚する等)
必ず日本人依頼者と外国人本人(収容されていても)の
面談をさせて頂きますので、ご容赦ください。

 



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